When it’s ready.

出来るまで出来ない

Google Wave発表

Day2のKeyNoteは、「Google Wave」一色だった。TwitterLingrやAppsを最後に最近新しくて、日常的に使うサービスが半年以上生まれてなかった中、必要にして偶然では無く必然で誕生したサービス、それがWaveな気がした。

メールの次はなんだろう?

SNS内のメッセージじゃん、Twitter的なTinyメッセージじゃん、Xmppでしょやっぱりとかとか、そんなThe next generation of emailの話が、飲み会の度に聞けた。そんな疑問への一つの解がGoogleWave。

まだ、詳細は分かってないがとことんリアルタイムだし、とことん共有出来るし、PCもモバイルも既に動いている。なにより、APIデベロッパリリースから存在するのは面白い。http://www.waveprotocol.org/
Python用のドキュメントは、http://wave-robot-python-client.googlecode.com/svn/trunk/pydocs/index.html

今までは、Webサーフィンとか言ってどんだけ楽に波にのるか?どんだけ広い範囲の波に乗るか?ということをやってたわけだけど、Waveはどんだけ波を作れるか?という感じになっているのが面白い。

標準のWebクライアントの出来も相当良くみえたけど、API使って作るアプリも面白いことになりそう。

使いどころ

Waveは、下書きとか無くて入力している最中でも共有される。送信後であっても編集が可能になる。見た目はWebメーラだがやってることはリッチテキストの共有編集サービスという所

仕事や遊びで強い結びつきがあり、情報共有のコストが高いところには非常に親和性が高いと思われる。決定しなくてはならないことがあり、複数人で様々な情報を検証しながら決定していくというシチュエーションにはまさにうってつけ。しかも、どのような経緯でそうなったのかも見易くなっているので過去を振り返るのも容易。

ただし、決定していることをただ広めるだけ、おこったことを伝えるだけという用途には向いてない気がする。

旅行の行き先を決めるのには向いているけど、ラブレターは向いてない。

追記: Google Wave BOFやります

記憶の新しい内にBOFします。id:a2cid:technohippyとwaveハカソンの情報など共有出来ればと思います。
http://atnd.org/events/759