When it’s ready.

出来るまで出来ない

iPhone@SB をDISってるやつ、使った事無いだけだろ?

と、言ってみる。

去年iPhone買った直後は凄い弄ったけど、しばらくして触らなくなってしまった。理由は、バッテリーの持ちとアプリが少なかった事と日本語が入力出来なかったから。先週サンフランシスコに行く際に持って行ってからは、また毎日触っている。そして、改めてこのデバイスの凄さ、コミュニティーの熟成を思い知らされた。

iPhoneが既存のデバイスと決定的に違う所は接続性。様々な環境で鞄から取り出して、WiFi見つけてポイント繋ぎ、Webを開くまでにかかる時間が異様に短い(とても簡単)ひょっとしたら、Docomoの携帯でBookmarkからgoogleのトップページを開くより速いかもしれない。3Gで使えるようになったら間違いなく早い。

そして、アプリのインストールが簡単。インストールと言う言葉が不似合いなくらい簡単。例えて言うと、デバイス内に既にアーカイブが全部保存されていてそれから選んで解凍する言った感じ(伝えにくいな)。そのアプリの種類も既に全部見きれないくらい増えていて色々試してみるだけで楽しい。今後、SDKが使えるようになって、公式で配布が始まったら・・・Palmなんか比じゃないくらいソフトが増える気がする。(それは言い過ぎか?)
少なくともWMに有るような、インストーラをネットで探して自分のデバイスにあうパッケージを探し所定の位置にインストールする等のメンドクサイ作業が一切ない。

タッチスクリーンの感覚や、WiFiの設定の簡単さ(DSより簡単だと思う)は、実際に毎日持ち歩いて実際に使ってみないと判らない。イーモンスターは今年発売された競合の製品で、こちらも毎日持ち歩いているけど接続性や、コンパネ類の設定など、PDAとして勝っている所が無い。全く競合にならない。あれは、回線のおまけでPDA的な機能がついているデバイスと言った方が正しいと思う。あれでWebを十分に見れるとは決して思わない方が良い。(見れないよりまし程度)

iPhone売れないとか、言ってる人は実際に持ってるのかなぁ?と、使っているのかなぁ?と、不思議に思った。多分そんな人は、今まで他のPDAを触った事が無いか、PCみたいなのを求めてるんじゃないか?もしくわ、一番痛いのは、携帯電話を求めているのかもしれない。そんな気がした。

昔、常時接続が一般的じゃなかった頃、周りに常時接続いいよ!と言っても、「必要ない」「今で十分」などと言われた。しかし、実際にそういう環境になってみると以前の環境には決して戻れる訳はなく、むしろ、否定した本人でさえ、何故自分が昔は必要ないなどと言ったのか判らないようだった。バカの壁だと思った。

少し話しはそれるが、もう出る事は無くなった、Palm社のFoleoがあの次期に発売していたら今頃は、爆発していたと思う。何故なら、今頃になって様々な会社から似たような大きさのデバイスがゴロゴロ出てきているから。それらの会社は、売れるとにらんで、そういうマーケットが存在すると思ったから製品を投入してきていると思う(失敗することもあるが)。何故、Palm社が発売を取りやめたのか不思議でしょうがない。しかし、今発売しているもしくは発売予定のマシンは全く面白くない。ただ小さいだけ、ただ安いだけで新しいところが全くないのである。iPhoneとFoleoは独自のインターフェースを持ち、とても具体的なユースケースを想定して設計されているユニークな存在であると思う。どちらも単体で使う事を想定せず、ネットやホストに深く依存したコンセプトを持つ。これらは、壁の向こう側の存在だと思う。両デバイスともまだ、未経験のモノなのでバカの壁の外側の自分はまだ具体的にどのような変化が起こるのか想像すら出来ないが、携帯電話や常時接続がもたらした生活の変化を十二分に期待出来る製品である事は想像に難しくない。

そんなデバイスが売れないなんて思いたくない
そんな想像力のない人ばかりだと思いたくない




ちなみに、今まで買ったデバイスで、一番生活が変わったのは、洗濯乾燥機である。