When it’s ready.

出来るまで出来ない

iPhoneの新しい日本語インターフェースを比較する。

iPhoneSimulatorには、なにげにiPhoneOS2.0が乗っている。新しい子音インターフェース(なんて呼ぶんだろうコレ?)が使用出来る。一文字を入力する為に2パターンが新たに使えるようになっている。

  • (あ>い>う>え>お) の複数打鍵パターン
  • (あ>上下左右) のスライドパターン

の二つの入力方式である。スライドパターンは、PDAでは初めて見るパターン(Palmで似た様なのが有った気が・・)なので、ベンチマーク的に日本国憲法第一章第一条の49文字を入力して、その操作やスピードなどをムービーに残してみた。ノートPC上のSimlatorで、マウスを使用しています。


携帯パターン:170秒


スライドパターン:200秒

それぞれ、2分を超える結果となった。マウスでタップとスライドを行いなるだけ推奨候補にたよらずすべての文字を打つようにした(点とか丸とか補完してしまった部分もあり)

感想としては、携帯パターンの複数打鍵は入力の為に頭をほとんど使う事無く次の文字を考える事が出来た。反して、スライド式は、9時の方向から時計回りに「いうえお」と心でつぶやきながら一文字ずつ打つ感じになり次の文字を考える事があまり出来なかった。

現在位置からの方向という考え方は、非常にストレスフリーなインターフェースだと思っていたが、実際に打ってみると意外と打てないかった。しばらくは、複数打鍵で入力してしまうと思う。

参考に、iPhoneSimへのPCからのキーボード入力(78秒)と、editorに普通にキーボードで打ったものも(35秒)作成したのでアップする。やはり、PCは圧倒的に速いしストレスも無い。



iPhoneSimにキーボード入力


TextMateMBAのキーボードで入力(ことえり

入力スピード比較

方式 トータル時間 1文字の入力時間平均 1分間の入力文字
携帯方式 170秒 3.46秒 17.3文字
スライド方式 200秒 4.08秒 14.7文字
pcKBD on Sim 78秒 1.59秒 37.7文字
pcKBD on TextMate 35秒 0.71秒 84.5文字
N904i with T9 129秒 2.6秒 23文字

iPhoneへのマウスでの入力というそもそも、まったくあり得ない操作方法で計測しているので参考にすらならないが、ざっくりと4.8倍PCよりも遅い事が分かった気がする。

今の携帯(N904i with T9)で入力したらどれくらいなんだろう?
追記:携帯の時間計ってみた。129秒だった。変換が恐ろしく的確なのが怖かった>専用辞書入ってるのかも?