When it’s ready.

出来るまで出来ない

SunFishworksに行ってみた、素直にSun Storage 7000はいいよ

改めてSunの新しいNASは、すばらしいですよ。ストレージ探してる人が居たら、Sunの「Sun Storage 7000」を検討しないと後悔するはず。

NASに必要なプロトコル、認証システムを持っている上に、コストパフォーマンスが高い。クラスタ構成も容易に組めるしネットの帯域も必要十分(10GBx4本)さらに、NAS自体に分析機能が付いていてそれが秀逸すぎる。今日色々デモして貰ったBryanが、やたらドリルダウン詳しいなぁって思ったら、DTrace作った人だったYo! めちゃめちゃいい人だった。
 実際ドリルダウンしていく事で、何百テラバイトあるボリュームのある特定のファイルのIOだったり、あるユーザーが、どのファイルシステムへの書き込みがあるとかms単位じゃなくてμs単位のログがとれる。しかも、ずっと記録が残るから便利すぎる。なんかエラーになっても、痕になってじっくりどのユーザーのいつのどのファイルへの書き込みがおかしかったのかがじっくり検証できる。そんな機能が標準装備はNASなんて無いでしょ。JK

更に、パフォーマンスに関してログジラとかリージラ(W/R cache)の効能とか、聞いていたらそれがないと、2ms掛かるから遅いよねと、それ使えば7μsで読み書きできるよって、とてもNASのファイルサーバの話をしているとは思えない世界でスピード追求してるよ!と思った。
 その前にネットワークでms掛かるのにぃって思ったけど、Sunの偉い人は、神様に光の速度を上げて貰うように頼んでるらしいのでそれに期待しておこう。その他は、Fishworksチームがいれば大丈夫な気がする。

 フェイルオーバー見たいって言ったら、サーバールーム連れて行ってくれてその場でリアルにコンセント抜いてフェールオーバーして見せてくれた。


なんか、1回目調子が悪かったんだけどその場で色々プロセス殺したり立ち上げたりしてた。アプライアンスでそんな事しないでしょと思ったけど、作業があまりにも華麗すぎた。
bryan
作った人たちは偉大だなぁと言うのを、肌で感じた。とにかく、何が起きても分からないとかなくて、「これはどこどこの部署のバグで改修中」とか「NFSの設定ミスった、マイガッ!」とか、色々トラブっても即答で答えが返ってくる。ちょっと感動的であった。

5年で5分のダウンタイムが目標ですって言ったら、エンジニアが口をそろえて即答「ノープロブレム」ですよ。ほんまかいな!とても嘘付くように見えないし、良い事も悪い事もがんがん言っていたので、これも本当なんだろうなぁと思った。まぁ、実際ZFSの信頼性とか、tinyなファイルでも何でパフォーマンスが出る説明とか、bryanは5年前から自分の全てのファイルをzfsに置いてるのが、信頼性の保証だ的な事言ったのにはウケタ。

そうパフォーマンスに関して聞いた内容でたぶん書いても大丈夫な所。一般的にPBクラスまで扱えるストレージはKB以下のファイルの扱いが非常にへたくそで、めちゃくちゃ遅かったりする。もしくわ、非常に効率が悪くて実際は64byteのファイルなのに下手したら1MBくらい容量消費する。ZFSはそんな事無いよね。普通考えたらおかしいよね? って聞いたら、ダイナミックブロックサイズという仕組みがあってそれで、適宜必要なブロックサイズを最適に割り当てて使用するからモーマンタイよ。と教えてくれた。逆にDBを配置したりして、ブロックサイズが特定されるようであれば、そこは固定にした方が若干速いと教えてくれた。ソースコードみたいにメチャクチャ小さいファイルが何千と有ったりするとZFSは非常に効率よくHDDを活用してくれるし、圧縮入れたりしたらめちゃ小さくなってとっても良いですよ。

「Sun Storage 7000」は、DBのストレージとして考えてるポイ点がそこかしこにあったから、ひょっとしたらsharememchache=onとかいう訳の分からんプロパティーが付く可能性すらあるなこの人たちとか一瞬思ったけど馬鹿っポイので言うのは辞めた。

最後の方に、コードネームは、すしの名前が付いててトロとかイワシとかなんだけど次のやつがウナギって言ってたので、すしはアナゴだよ。と、教えたらその場で、アナゴに改名してた。あんな適当でいいのか?

新年早々にも関わらず、色々丁寧に教えて貰ってBryan、KeithとBillには大変感謝。ありがとうございました。日本に来たら、あなごのお寿司をご馳走しないとなりません。