When it’s ready.

出来るまで出来ない

チャイナ パート2

中国に来て既に7日、遂に明日が最終日となり帰国する。北京、重慶、広州を移動しそれぞれの街で様々な人々と触れ合い意見交換を行い直接見聞きできとても充実した1週間だった。めちゃくちゃいろんな事があって、書きたいことはいっぱいあるけど帰国前にひとつだけ書き残す。

サラリーマンっていますよね。会社に属してて毎月給料をもらって働いてる人、圧倒的に大多数の人たちが当てはまると思う。

ある日本の会社の話です。会社には、役員と社員がいて、会社の規則は役員たちが決めます。(組合とか有るかも知れないけど交渉出来るだけで組合が規則を決定するわけではない)社員には役員と同等の情報が与えられない。また、社員は役員の人事に関してほぼ介入の余地がない(選挙など行わない)。ただし、社員が役人になれないわけではない。

こういう会社って日本では普通だと思っている。そして、この会社の説明文の単語を入れ替えてみる。

ある国の話です。国家には、国民と党員といて国家の規則は党員たちが決めます。(世論とか有るかも知れないけど騒ぐだけで世論が規則を決定するわけではない)国民たちには党員と同等の情報が与えられない。また、国民は党員の人事に関してほぼ介入の余地がない。(選挙など行わない)ただし、国民が党員になれないわけではない。

入れ替えた単語は、会社<>国家、社員<>国民、役員<>党員、組合<>世論の4種類です。

先に思いついた文章は後者の方で、中国の説明を考えていていました。その後、単語を入れ替えると日本の会社の説明に当てはまるよねとひらめいた。中国来る前までは、共産主義って、報道介入とか選挙が無いとかいいこと無くてだめじゃんって、思っていた。mまさか自分が住んでいる、資本経済で民主主義国家の日本では、こんな身近に共産主義と同等の仕組みと付き合っていた。(自分は無職だけど・・・)これって、みんな当たり前のように思ってるのかなぁ?

中国は、国家レベルでは共産主義かも知れないけど社区と呼ばれる地区レベルのエリア内では、参加者による投票で代表者が選出されていたり、予算状況や今後の計画も公開されており、民主主義が全く無いわけではないと言うことも今回の渡中で知ることが出来た。また、経済は計画経済ではなく社会主義市場経済という、計画経済に競争原理を取り入れたハイブリッドな経済システムにより運用されている。(経済システムが良いか悪いかは置いといて)現在中国の経済は飛躍的に発展しており、一概にダメだとは言えない。経済がどうのこうの社会体制がどうのこうのではなく、実際に目の当たりにした今日の中国(都市部)のインフラや国民の表情、町の活気が日本人の自分からはとても素晴らしいものに見えなぜ日本にはそれらが無いのだろうと疑問に思う。

会社の体制を民主主義にしたらどんなことになるのか?メリットは?デメリットは?もう少し考えてみることにする。
少なくとも家庭は民主主義の方がうまく行く気がする。

中国人は優しい?

さっき晩御飯を食べに町に行く時に、お店の場所がわからなくて通りすがりのカップルにお店の場所を尋ねたら、400m位離れているお店のビルのエレベーターの前まで連れていってくれた。渋谷みたいに人がごった返す町の中での話。日本でそんなこと有るかと思うとまぁ、滅多にない話。メチャ親切な人も居るもんだと感心した。かと思えば、失礼極まりない店員も居たりしてカオスだったりする。