When it’s ready.

出来るまで出来ない

次の一手 wave再考

Buzzがあっという間にみんなのGmailに機能追加されてちょっと経ち、Twitterでは相変わらずプチお祭りが至る所で開催され、Twitterユーザーが爆発しそうで爆発しない今日この頃

既に、Twitter的なものに目新しさは感じずに、アーリアダプター達はどんな物なのか、どいういう自分なりの使い方なのかが落ち着いてきた時期だと思う。安定的な使い方がされて行く中で、Twitterデビューしそうな人も今更感で使いこなすに至らず微妙な時期でもあったりする。

次の一手がそろそろ、出てきても良い頃だと思う。良く言えば、時は熟している。
そんな中でwaveについて、再考してみたりする。

最近出てきたあらゆるサービスの中でもwaveは、発表から8ヶ月たった今でも、実際どんなサービスなのか納得の行く説明すらされていない。また、一般的な利用ケースも広がってなかったりする。サービスに未実装な部分だらけとか超落ちるとかそういうレベルのせいではない。クラサバもある一定以上の安定性を持っているし、APIも相当数公開されている。それにも関わらず、これだけ長い間に渡って理解されていないサービスは、稀である。

なぜそんな状態なのか?自分なりの解釈として2つ理由を思いつく
・ユーザ数の少なさ
・サービスの不可視性

ユーザがたくさん入れば、面白い使い方、有用な使い方を思いつく人もいるし、そもそも、コラボケーション(造語:コラボ+コミュニケーション)ツールであるwaveは、外部性が重要要素なのでユーザ数の少なさは致命的である。

サービス自体も見えにくい。waveにログインした後で出来る事に一見目新しさが無いと言うのがwaveの特徴でもある。サービスとして利用できる物は、テキスト編集だったり、APIを仕様したガジェットやロボットだったりする。それって、今まで他のサービスで見たことある物ばかりで目新しさが無い。だが実際waveがブラウザーの裏でやっていることは新しいことばかりで、クラサバ間もサバサバ間も既存技術を利用してサービスを提供しているが、そのつなぎ方が色々新しい。その上で、簡単なテキスト編集を実現しているかと知ると驚くばかり。裏の仕組みを見ようとしなければ、waveの利用できるサービスから本当に利用できるサービスが見えにくい状態だとおもう。

逆に、今まで出来るものをwaveでどうやるのか?という考え方ではなくて、waveで無ければ実現不可能な使い方はなんだろう?と考えるだけで色々と発想が湧いてくる気がする。また、それを実現するためにgoogleの実装をまたなくても、自分でドンドン試していけると言うのがwaveの良いところでもあったりする。その気になればサーバも実装出来てしまう可能性さえオープンにされている。

是非新年度が始まる頃にはwaveが爆発出来るように今のうちに色々インフラ技術を身につけて置きたい春雨とツナミの春先