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When it’s ready.

出来るまで出来ない

パナソニック VIERA  「3Dシアター」体験ブロガーイベントにご参加した

VT2シリーズで発表になったパナソニック製の3Dプラズマテレビを体験してきた。
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正直、感動すら感じるレベルだった。良くあるブロガーイベントで提灯記事っぽい記事を書いている自分に驚き。VT2は、それなりに3Dに見えるねとか、技術的に可能なサンプルというレベルじゃなくて結構しっかり見える。

正直去年のサンプルを見たときには既視感というか、今まで見たことがあるレベルだったりIMAXだったりのレベルを超えるものじゃなかった。想像の範囲内の出来だった。今回の発表で感じたことは、出来るできないのレベルから、完全にクオリティを語れるレベルになったなぁというのが正直な感想。さらに、パネルやメガネが手作り感の無い量産品に見えるレベルのモノだったので、夢のデバイスではない。
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なぜ、そんなクオリティーになったのかキレの良い回答はなかったけど、パネルの違いが貢献しているらしい。今回のVTシリーズでは、蛍光体の種類を変更する事で減衰が速い(3分の1)ので残像の少ない描画が可能になったらしい。描画を高速に切り替えられることで、左右の目に届ける画像を正確に切り替えることが出来るようになったのが、シーケンシャル映像の分離性が高まり、脳みそがより容易に融像することが可能になり、さらなる立体視感を得ることにつながっていると脳みそで感じた。メガネも新規になっておりシャッター感を感じないものになっていた。

## パネル以外の革新
立体視を見る為には、パネル、メガネ、ソース、経路の4つの要素がすべて揃わないと出来ない。既存のデバイスでは、それらをやるためには独自の方式でそれぞれ実現していた。3Dの業界が離陸するためには、独自ではなく規格の統一を図り様々なプレーヤとディスプレーが相互接続可能であり、どのプレーヤでーも正常にメディア再生されなければならない。パナソニックは、自社で開発するだけでなく様々な団体や他のメーカーと交渉をし規格を制定した。なるべく時間とお金がかからない方法で、さらにクオリティーを犠牲にすることなくそれらを提案することで、すでに聞き覚えのあるBlu-rayやHDMIのバージョンを上げることだけでそれらを達成した事がホントに偉い。

## 買うのか買わないのか?
今回発表があったのは54インチと50インチ値段はそれぞれ(予想価格だが)53万と43万で、約1インチ1万円となっている。42インチが15万で買える時代に3倍の値段は流石に高すぎる。なによりソースが無い。圧倒的な3D感と解像感を発揮出来るテレビであるのは間違いないが、ソースが無いのが痛すぎる。
もう少し安くなって、3Dの放送かソースが増えれば40万でも買ってしまうかも知れない。

## 残念ポイント
褒めてばかりだとうそっぽいので率直な残念ポイントをいくつか。
実際に手にとっていじれた成果も知れないがメガネの完成度が低く感じた。1つ1万円で、ボタン電池で100時間持つシャッター付きのメガネについての不満
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  • バッテリーの蓋がネジ止めなのは交換するのがめんどいだろうと思う。
  • メガネがやたらに不愉快なキシミ音がする
  • 電源のOn/Off状態がいまいち分からない。覗けばわかるのかも知れないが・・・

メガネばかり責めてしまったけど、それくらいパネルの出来は良かった。

## こぼれ話
画面を撮影するときにいくつか気付いたことがあってですね、3Dを表示した画面を眼鏡越しに撮影してたわけですよ。(写真はここ:http://www.flickr.com/photos/a2c/sets/72157623395477336/)何回撮っても、2重にボケて写っちゃうのでなんでだろうなぁと思ったワケです。メガネのシャッターが切れているとはいえ画面が120Hzで再生されているのでそれ以上の速いシャッター速度でとらなければ、片目でも2重以上に見えちゃうよなぁと気づいた。そこで、シャッター速度を130分の1秒より速くして撮影したら、今度は、眼鏡越しにとってない方も1重になってメガネのシャッターが効いているのが上手く表現した写真が取れなかった。ここで、親睦会が始まったので撮影を終了してしまった。
 後日気づいたんだけど、パネルは120Hzで駆動してるけどメガネ的には60Hzで動いているんだから、60分の1 の2倍プラスαの25分の1秒くらいのシャッター速度でとれば2分の1の確率でメガネなしの部分が2重でメガネ部分が1重の絵が撮れたんじゃないかと気づいた。今度機会があったら試してみたい。

パナソニックさんには、今後も頑張ってもらいたい。
欲をいえばメジャーメーカーだけでなく、現場のコンテンツ制作者達にも、3D撮影等々の啓蒙活動を行っていって欲しいと思った。

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