When it’s ready.

出来るまで出来ない

Full HDの次は 3D?

Panasonicさんの3D FullHD プラズマディスプレーみてきました。実際に3Dに見えるし、いろんなサンプル動画が動いているのは感心しました。既に、2010年に提供すると何処かのイベントで発表したらしいのでそれくらいには市場に出てくるようです。

パナ版の3Dの特徴は、120hzで片目60Pを確保していると言う所。その為に、BDを使い50GBに映画を納める為の規格を定義して標準化してたり、現状のHDMI1.3では3Dは出来ないらしく、帯域の拡大と3Dをディスプレーで表示する為の拡張を含んだ1.4の規格を標準化してたり、してました。

記憶装置やら表示装置が3D表示対応になっても、コンテンツが無かったら意味が無いと思うのですが、既にCM等でも流れているようにそこそこの数が3D対応で制作されているようです。今のところCG系のコンテンツが多いように感じます。実写では北京オリンピックの開会式が3Dで撮影されていてそれを見る事が出来ました。レンズがワイドでコントラストも高く肉眼で見るより生々しい感じがしました。

いろんな技術的課題が多いかと思いますが、それらを実現可能な範囲でまとめ実働しているのを実際に見て感動しました。
ただやっぱり、見ていると脳負荷が高い気がしました。何故そうなるのかは分からないけどU2のコンサートの3Dの映像は全然疲れなかったので何か、仕様技術で相違している部分がある気がします。その辺が直れば、2時間の映画でも普通に見れると思いました。(今のままだとキツイかも・・)


その他

今回の体験会では3Dディスプレーの他に、Panasonicという会社の取り組みや試作段階の150インチディスプレーの紹介がありました。
現在のプラズマより3分の1の消費電力でほぼ同じ明るさを実現できていたり、やたら速そうな独自のチップ作ってたり、プリウスの蓄電池作ってたりしていました。これらはあまり宣伝されてないのか知らない事ばかりで、知る事が出来て良かったです。Panasonicという会社の懐のでかさを思い知りました。
 個人的には、150インチのディスプレーは相当やられました。対角が3.81メートルです。50インチを3x3並べたサイズでホントにデカイ。100インチでもでかいけど、150は想像を超えるでかさです。もし、あのサイズで3Dを見たとしたらそれはもう、3Dテレビとか、じゃなくて、仮想現実とか拡張現実とかでもなく、リアルになってしまうんじゃないかとそんな気さえしてくるデバイスに思えました。

残念ながら、ほとんどのエリアで撮影NGだった為写真はありません。ホントに残念です。

Panasonicとは関係ないですが、当日アテンドしてくれたお姉さんが、次々と様々なデバイスやら技術やらをよどみなく説明したり機器を操作してたり久々にプロコンパニオンのクオリティーを見る事が出来てそちらも感動しました。

まとめ

すでに動作する、再生機と表示機器が存在していて、標準化も進んでいる。後は、コンテンツがそろえば準備OKといった段階に来ている。問題は、もし発売になったとしても、両方の機械を買わなくてはならないという事。これは、結構大きなハードルな気がします。さらに、2年後には地デジへの切り替えがあるので、その買い換え需要と以下にマッチさせられるのかも見所かと思いました。

メーカーとしては、新規に買い換えを掘り起こす事になるので、当たれば凄い事になりそう。
今の内に株とか仕込んどくのも有りかも知れません。